発想の転換でリラックス育児!
私は38歳の主婦です。今は小学生になった娘が赤ちゃんだったころは、とにかく抱っこしていなければグズる手のかかる子でした。
ベビーベッドは使わず仕舞い、置くと泣く赤ちゃん
起きているときはもちろん、「やっと寝たぞ。」と思って、布団に寝かせようとすると背中にセンサーかなにかが付いているかのように瞬時に泣き始めます。
「置くと泣く」ので、せっかく買ったベビーベッドには一度も寝ることなく、ただのおむつ替え台になってしまいました。
子供を産む前は、赤ちゃんはベッドですやすや眠り、お腹がすいたときとおむつが濡れた時にしか泣かないと思っていました。しかし現実は違いました。
常に泣いてばかりいる娘を前に、「こんなはずじゃなかった。」と途方に暮れていました。そして、赤ちゃんがいても、掃除・洗濯・料理などの家事をちゃんとしなければならないという思いがありました。
その家事をこなすためには、娘を寝かせて布団に置くことを成功させなければならないと躍起になっていました。そんなママの気持ちを知っているかのように、娘はどんなに深く眠っているように見えても、布団に置いた瞬間に「ヒック、ヒック…、ギャー」と泣き始めます。
そこでまた抱っこで寝かせ、寝入ったところで布団に置く。するとまた「ギャー」と火が付いたように泣き出す。
それを一日中繰り返していました。
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ひらめいた!ずっと一緒にいよう、おさるさん親子になる!
上手くいかない毎日の育児に心も身体もボロボロになったいったころ、テレビでニホンザルの親子の子育ての様子が放送されていました。
移動するときも食事するときも、お母さんサルは赤ちゃんサルを常に抱っこしたままです。それを見て、私はやっと気が付きました。
無理に布団に寝かそうとするからイライラし疲れてしまう。起きているときも寝ているときも、ずっと抱っこしていればいいということです。
月齢が低いうちはスリングを使い大きくなってくれば抱っこ紐で一日中抱っこしていました。
グッズを使えば手も多少は使えるので、簡単な家事ならできます。
赤ちゃん時代のほんの短い間くらい家事の手を抜いたっていいじゃないか、おさるさん親子のように思う存分ひっついていようと思うようになりました。
そのおかげで家事はおろそかでしたが、赤ちゃんのグズりも減り私自身もゆったりとした気持ちで過ごせるようになりました。
ただ、一筋縄ではいかない娘です。抱っこしていても泣くときがありました。眠いのになかなか眠れないのだと思います。
そのときは、抱っこしながら好きな歌を歌い、曲に合わせてステップを踏みました。ママがリラックスすることで、娘にも気持ちが伝染するのか、泣き止んで眠りに落ちました。
夜泣きを楽しい体験に変えてしまおう!
日中は常に抱っこで乗り切っていましたが、夜は夜泣きが悩みのタネでした。夜中に突然「ギャー」と泣き出し、この時は何をしても泣き止みません。
マンション住まいのため、ご近所さんへの迷惑を考え寝入るまで車に乗せて走ることが何度もありました。ただ、夜中にあてもなくぐるぐる車に乗るのは辛い修行のようです。そこで、そのドライブを楽しみに変えてしまおうと考えました。
眺めの良い高台の町に行き朝日が昇るのを見たり、日中なら渋滞でイライラする都心をスイスイドライブしたり、朝市で有名な港町に行って美味しい朝ごはんを食べに行ったりしました。
普段ならこんな超早起きはできないので、赤ちゃんが起こしてくれたおかげで体験できることばかりです。赤ちゃんは車でしっかり眠れて、わたしレジャーを楽しめるので夜泣きも辛いものではなくなりました。
今度、夜泣きしたらどこに行ってみようかなと考えるのも息抜きになります。ママの気持ちがリラックスしているかどうかが赤ちゃんに与える影響はとても大きいものだと思います。
実際に大変な子育てしていると辛い時期が永遠に続くように感じるけれど、振り返れば赤ちゃん時代はほんの一瞬でした。
その一瞬を幸せに過ごせるように多少は開き直ったり逆転の発想で楽しみに変えてしまう工夫が必要かなと思いました。
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