究極の二択。母乳で育てるか、粉ミルクで育てるか
43歳の主婦です。10年以上前になりますが私が育児に奮闘していたころの話です。
初めての出産でママになる。待ち受けていたのは地獄のおっぱいマッサージ
私、新生児のあの独特なあま~い匂い、たまらなく好きでした。
我が子が産まれてほやほやの新生児の頃、あかちゃんの頭に自分の鼻をくってけては、くんくん匂いをかいで幸せを感じてたっけ。
そんないい匂いだった我が家のあかちゃんももうすぐ中学生。今や、汗クサイ、足クサイ、頭クサイ、見事に3拍子揃ってしまいまして・・・、家の中いろんな臭いが充満しております。
それはさておき、どうして赤ちゃんってあんなにいい匂いなんでしょう?やっぱりママのおっぱいの匂いなんでしょうね。あの乳くささ、たまりません。
ママの食べたものによって母乳の味がかわると聞いたことがあるけど、私は匂いも変わるような気がしてました。
私が魚を食べた日は赤ちゃんの吸い付きも悪く、赤ちゃんの匂いも私の大好きなあま~い匂いではなく、少し生臭かったような・・。気のせいかもしれないけど。
初めての出産後、私の入院していた病院でもおっぱいマッサージが始まりました。
そのマッサージがとにかく激しくて。看護師さん、なんか恨みこもってませんか?って聞きたくなるほどの激しいおっぱいマッサージ。
しかも時間が長い!いや、とてつもなく長い時間に感じるだけなのか。
出産直後は感動して泣いたけど、あの感動はどこへやら、地獄のおっぱいマッサージにまた泣きました。
もちろん痛くてね。
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楽だから?不純な動機で母乳育児にこだわる。ママの母乳は最高の栄養?
退院後は実家で過ごしました。看護師さんのありがた~いマッサージのおかげで、多少は母乳が出るようになった、とは言ってもよく話に聞くようなピューッ!と飛ぶほど出るわけでもなかったですが。
せいぜいポタッ、ポタッくらい。出産後は「これが自分のおっぱいか!?と思うくらい巨乳になるよ!」と私より一足お先に出産した先輩ママに聞いて楽しみにしていたのにな~、私の場合は全然ふつう、いたってふつう。
出産前と変わりませんけど~。
そんな感じだったので、芋を食べるといいとかお餅を食べるとおっぱいの出が良くなる、と聞けばなんでも試してました。
それでもきっとママのおっぱい全然足りてないんだろうなぁと思いつつ、栄養は母乳に勝るものはない!と思って頑張りました。
母乳オンリーで育てたかったから、というよりラクしたかったから?粉ミルクには頼らず。ほら、お出かけする時に母乳オンリーならママがいればいつでもどこでもあげられるけど、粉ミルクだと哺乳瓶にお湯にミルクに、荷物が多くなるでしょ?
そんな不純な動機も手伝い、母乳オンリーの完母育児にこだわっていたけど、実際おっぱいあげて10分もしないうちに泣いてまたおっぱい、の繰り返しで、もう面倒だからずっとおっぱいポロ~ンと出して寝てました。
私は常におっぱいを吸われている状態、赤ちゃんは吸っても吸っても出てこないから、だんだんムキになって吸う力も強くなってきて。
というか明らかに歯茎で噛んでるよね、歯がないくせにめちゃくちゃ痛いんですけど~!
ミルクもおいしいー、無理して完母にこだわることはない!大事なのはママの愛情
あまりの痛さにあかちゃんのお口をポコッとはずして、乳首を確認。やっぱり~。乳首、切れてました。そうなってようやく、母乳オンリーは無理だと悟った私。
遅いでしょ、気づくの。
と自分にツッコミを入れながら、しぶしぶ粉ミルク混合に変更しました。それからというもの、粉ミルクを飲むわ、飲むわ、ゴックン、ゴックン。本当にゴックンって音がするくらい飲んでました。
よっぽど飢えてたんだね、ママがラクしたいという理由で母乳オンリーにこだわってごめんよ~。
それでもまだ諦めの悪い私。吸い付かれなければ痛くないことに気づき、搾乳してもポタポタ垂れる程度の微々たるおっぱいを哺乳瓶に集め、少し溜まっては飲ませてました。
近所のドラッグストアで乳頭保護器なるものを発見して、おっぱいを保護しながら飲ませてみたり。乳頭保護器をつけても痛いものは痛いんだけどね。
そこは我慢、我慢。でも、もうここまでくると果たしておっぱいあげてる意味はあるのか?
という疑問が出てきて。おっぱいやめて粉ミルクオンリーにした方が逆にラクなんじゃない?という結論に至り、おっぱいは徐々にフェイドアウト。
最終的には粉ミルクオンリーにしました。
もうすぐ中学生になる息子。背も高く、運動大好き、大きな病気ひとつせずすくすく育ってくれてます。
結局、母乳でも粉ミルクでもママが愛情をたっぷり与えてあげること、これが赤ちゃんにとっての一番の栄養なのかもしれませんね。
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