夜泣き、頻繁な授乳。完母育児は辛いことも多かったけど、過ぎてみればいい思い出です
39歳主婦です。私が初めて子供を産んだときは、当然初めての経験だらけで悩みと不安がいっぱいの毎日を過ごしていました。
最初は母乳が足りているのか不安でミルクと混合でした
特に授乳に関しては、育児書を見ても個人差があると書いてあり、自分のケースが個人差の範囲内なのか、それともやはり何か間違っているのかも判断がつかず困った経験があります。
今、振り返ればあの頃は小さいことで悩みすぎたなと思うこともできるのですが、当時はなかなか大らかな気持ちになれなかったのです。
出産した産院では、出産翌日から授乳指導が始まりました。
始めからうまくいくはずもなく、当然のように母乳はほんの少ししか出ませんでした。私は完全母乳にこだわっていたわけではないので、ミルクと混合にすることは悩みませんでした。
でも、ミルクも飲ませているのに授乳間隔が2時間空くことがなく、これでいいのか不安になりました。
入院中、助産師さんに相談して、大丈夫だよと言ってもらえても不安はぬぐいきれず、迷いながらの育児スタートでした。
退院しても相変わらずママの母乳では足りなかったので、ミルクも足しながらの授乳でした。1か月健診で体重が順調に増えているのを確認して、方法は間違ってなかったとようやく安心したものです。
それから生後2か月くらいになると、授乳間隔が2~3時間に定まってきました。
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毎日夜泣きで授乳、完母の辛いところ。母乳は足りているようだようになったけど、なかなか朝まで寝てくれず
3か月を過ぎたあたりから、哺乳瓶を嫌がるようになりました。そこで母乳のみにしてみたところ、それでも授乳間隔が2時間くらい空いており、健診でも体重が増えていることが分かったので完全母乳にしました。
日中の授乳に関しては本当に悩みが無くなり、授乳していてようやく幸せな気分を味わえるようになりました。育児にも少しずつ慣れて余裕が出てきたのもあったのでしょう。
一心不乱に母乳を飲む赤ちゃんを見ていると、自分の子供を育てているという実感がわいて嬉しかったです。
ただ、生後半年くらいになってもまだ夜中の授乳が続いており、それが日中と変わらず2時間おきに泣くので、ママの睡眠不足という別の悩みが出てきました。
育児書を調べても、育児相談で保健師さんに質問してもはっきりとした対策が分からず、どうすれば朝まで寝てくれるようになるのか真剣に悩んでいました。
日中に赤ちゃんと一緒に昼寝をすることで睡眠不足を補っていましたが、慢性的な疲労感はとれなかったです。夜泣いたときに母乳をあげずに抱っこしてみたりしましたが、延々と泣くのにつきあうより母乳をあげたほうが体が楽だったので、仕方なく母乳をあげて寝かせていました。
このころには、これがこの子の個性なんだろうと開き直ることもできるようになっていました。
いろいろありましたが、授乳を経験したことでママとして成長できた
1歳前のころには歯が次々に生えてきて、乳首をかむようになり、傷が絶えませんでした。痛みを我慢しながら授乳するのはつらかったです。
夜中に何回も起きるほど母乳が好きな子ですから、当然昼間も頻繁に母乳を欲しがっていました。
私も遊んで気をそらせるなど工夫してみましたが、根負けして母乳をあげてしまっていたのも今から考えると良くなかったのです。
1歳過ぎたら食事から栄養を摂らなければならないのに、母乳を飲んでいるために食事の量が増えなくてまた悩みました。
そこでとうとう断乳することにしたのです。
子供が自然に卒業するまで待ちたかったのですが、夜中の授乳も続いており、親子共にこれ以上母乳を続けるのは良くないだろうと判断しました。
断乳してからは食事をいっぱい食べるようになり、夜中も起きなくなって、ママは本当に楽になりました。
今、授乳期を振り返ると、大変なことが多かったけれど、それさえもいい経験になったなと思います。
子供のために悩んで、いろいろ工夫したりすることは親になったらみんな経験することで、自分もそうやって両親に育ててもらったんだなと感謝の気持ちも芽生えました。
あの辛かった授乳期を何とか乗り越えたことで親としての自信もつきました。
もし初めての授乳で悩んでいるお母さんを見かけたら、悩まなくてもちゃんと育つから大丈夫です、なかなかおっぱいを卒業できなくても、夜泣きがひどくても、落ち着きがなくても、子供によってそれぞれ、それがその子の個性なのですと励ましてあげたいです。
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