乾燥肌の子どものケア。皮膚科通院を通してママも勉強しました。
6年ほど前にさかのぼります。私は第一子を無事に出産して幸せに包まれていました。
産まれて初めての乳児湿疹
退院して自宅に連れ帰った我が子。しばらくすると、顔にプツプツと赤い湿疹が出来てきたのでした。
主に口の周り。
ただ、一足先に出産した友人ママに「乳児湿疹」なるものを聞いていたので、「ふむふむこれがその噂の乳児湿疹か」と、特に驚きはしませんでした。
授乳の後に口の周りをしっかりと拭いて、よだれなんかもこまめに拭いて様子を見ることにしました。
ところが、よくなるどころかどんどんひどくなり、広がる一方の湿疹。手指が動かせるようになったある時、耳をしきりに掻いていて深夜に出血して枕に血が付いているのを発見しました。
これはもう皮膚科に行くしかないと、翌日皮膚科に連れていったのでした。初めてのことだったので、よく理解は出来ていなかったのですが、ともかく塗り薬をいただいて、無事に症状もなくなりました。
それから、皮膚科では、ベビー用のソープを使っているのかと聞かれました。使っているのならすぐにやめるようにと。ベビー用のソープは産まれたばかりの油分の多い赤ちゃん用に作られているので乾燥しやすいそうなのです。
確かに言われた通りベビーソープをやめてからすぐに肌質が改善されました。
ベビーソープって言うくらいだから赤ちゃんのお肌に優しい物かと思っていましたが、無知って恐ろしいものだと反省しました。
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脂漏性湿疹?汗疹?誤診の恐怖
二人目が産まれたのは3年前。一人目の時に通っていた皮膚科では、離乳食の指導もしていただきました。アレルギーがないかどうか、「次は卵ね」「次は牛乳ね」と通院しながらお肌の状態を見てくれました。
皮膚科で指導してくれるなんて!とビックリしましたが、新米ママにとってはとてもありがたい。
お陰さまでとても楽に安心して離乳食を進められました。
二人目の時は引っ越しをして少しその皮膚科から遠くなってしまったのですが、その教えを胸に離乳食を進めていました。
二人目も、兄妹だから肌質が似ているのでしょう。同じく乳児湿疹が出てきました。でも女の子だったこともあり肌が荒れていてとても可哀想な感じがしました。そして迷わず皮膚科へ。
ただ、以前の皮膚科ではなく新居の近くの皮膚科へ行ったのでした。まさか病院によってこうも違うとは知らずに・・・。そちらの皮膚科では、「脂漏性湿疹」だと言われ薬が出されました。
しかしいっこうに良くならず。これまた別の皮膚科に行ってみたところ、夏場だったこともあり「汗疹」だと言われ、同じく薬を処方され、よく丁寧に洗うように言われました。
ところがこれまたよくなるどころか、余計にひどくなっているように感じた私は、一人目の時に通っていた皮膚科に頼ることに。
連れていくと「どうしてこんな状態になるまで放っておいたんだ」と叱られました。そして恐ろしいことが判明。なんと前二件の皮膚科で処方された薬には乾燥を促す成分の入っていたのでした。
信頼できる皮膚科と出会えて
結局のところ、子どもたち二人は乾燥肌なのでした。初めての育児でよく分からなかった部分もあり、そのことをしっかり理解するまで時間がかかってしまいました。情けないママです。
元々の皮膚科に戻って、薬を処方してもらって、娘の肌はそれはそれはビックリするくらいみるみる綺麗になりました。本当に薬が合っていなかったのだなと実感。
皮膚の症状から判断するのは難しいのかもしれませんが、いわば誤診をされたことにもビックリでした。
それ以来、元々の皮膚科に遠路はるばる通院をしているのですが、やはり信頼できる皮膚科を得られたことは本当に良かったと思います。
月に1回の通院で、子どもたちのお肌はもうすべすべのピカピカになりました。私もようやく子どもたちの肌の様子を見ながら薬を使い分けたりというのが慣れてきて、あんなに叱られていた先生に「上手に塗れてるね」と褒められるまでになりました。
保湿剤を中心に、たまにカサカサ、ガサガサとしたところには少し強い薬を。掻いて傷になったしまったところは一番強い薬をなど、身体の部分や強度を使い分けて塗っています。
それから石鹸を使うとすぐに痒くなってしまうので、我が家では石鹸は使わずに頭のシャンプーと手足以外はお湯のみで洗うようにしています。
あとはエアコンをかけすぎないことや水分補給などにも気を使っていい状態のお肌を保つようにしています。
とにもかくにも信頼できる皮膚科の先生に出会えたこと。
本当に良かったです。新米ママは分からないことだらけだと思いますが、きっと我が子のことは、一番ママが分かるはず。
お肌の調子に不安を覚えたら納得のいく皮膚科を探してみることをお勧めします。
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