完母で育てました。母乳をあげる事で芽生える親としての自覚
初めて子供が生まれ、赤ちゃんを抱っこした時にあまりに小さく壊れそうで、緊張しましたがそれと同時にあまり可愛く感動しました。
ママになった自覚
良く親バカと言いますが、これまで見てきた赤ちゃんの中でとびきり可愛く見えました。
そんな我が子に、初めて母乳を与えようとした時に上手く赤ちゃんに母乳を与える事が出来ず助産師さんに指導されながら、母乳を与えました。
我が子が初めて、母乳をゴクゴクと飲んでくれた時には今まで味わった事のないように嬉しさと感動が身体を駆け巡りました。
それと同時に、私は本当にママになったんだと母乳を飲む我が子を見て感じました。
その後、母乳を飲ませた後に赤ちゃんにげっぷをさせるように、助産師さんから指導をされましたが、壊れてしまいそうな我が子に母になったばかりの私は、げっぷをさせる動作も怖くっておそるおそる触っていると、看護師さんから「大丈夫お母さんなんだから怖がってはダメ」と言われた事を今でも覚えています。
その言葉で初めて、自分は母親なんだからちゃんとげっぷさせてあげないとこの子が苦しむんだと思うと上手くげっぷをさせる事が出来るようになりました。
母乳を与える度に親としての自覚が芽生えていった気がします。
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母乳で育てることは苦労もたくさんありました
赤ちゃんに母乳を与えて、その後赤ちゃんがウトウトと眠りに落ちて行く姿を見るたびに私は親になった幸せを実感する事が出来ました。
しかし、親になると言う事は幸せを感じるだけではなく、辛い事もある事をすぐに知りました。
それは、赤ちゃんは夜中でも母乳を与えなければいけないという事でした。うちの子は、夜泣きが酷くその度に母乳を与えて眠りにつかせていました。
初めての子供という事で、今思えば赤ちゃんの扱いが慣れていなかったせいで、赤ちゃんも戸惑っていたんだろうと言う事が分かります。
しかし、その時には母乳を与えなければという事しか頭になく必死でした。そのせいで毎日寝不足で疲れるようになり、明らかに育児に疲れたママの状態に陥っていました。
赤ちゃんは段々と夜起きなくなり、母乳の回数も減って行き楽になって行きました。
ただその時には、自分がちゃんと育児しなければとそればかり考えており、余裕がまるでありませんでした。
今思えば、もっと気持ちに余裕を持って子育て出来れば良かったという思いが込み上げて来ます。
しかし、あの時には育児に必死で赤ちゃんを育てるのに必死でした。子供が3ヶ月になるまでのこの時期が、一番母乳で育てるの大変さを感じました。
3ヶ月を過ぎて少しずつですが余裕が生まれて行きました。
断乳する時のママとしての寂しさ
完全に母乳だけで子供を育てた事で、最初は大変でしたがその分自分だけしか、この子には母乳をあげる事が出来ないという自信が自分の中で芽生えて行きママとしての自信が徐々に出来上がって行きました。
子供が1歳になる時に、断乳する事を決めていましたが、実際に子供が1歳になる日が近付いて来ると、もうすぐ母乳を止めないといけないと思うと妙に寂しさが込み上げて行きました。
子供が1歳になった時に、成長した嬉しさと断乳しなければならない寂しさが溢れて来ました。
夜中に起きて母乳をあげていた苦労が1歳の誕生日に、走馬灯のように溢れて来ました。
1歳の誕生日に断乳を決行しましたが、子供も母乳をもうもらえないと分かると泣きながら駄々をこねました。
その姿を見ると可愛くってしょうがなく、また母乳をあげたい衝動にかられましたが、そんな事をしてはダメだと意を決して断乳を行いました。
泣きながら駄々をこねる子供を抱きしめながら、もう母乳をあげる事が出来ない寂しさが込み上げて来て私も涙が出て来てしまいました。
寂しかったですが、断乳をすると子育ては格段と楽になりました。
子供産んで母乳をあげていくうちに、母親は親としての自覚が芽生えて行き子育てをするうちに一人前の親として子供に育てられるんだと今は思っています。
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