懐かしい、良き日の思い出。
母親学級の頃から恐れていたもの。それは、あの、痛い痛いおっぱいマッサージでした。
恐怖のおっぱいマッサージ
話に聞くと、出産よりも辛かった!という人もいて、ビクビクしていたものです。痛いですが、出産の前に始めると良いと言われました。
マッサージは助産婦さんがやってくれるのですが、まだ母乳を吸ってくれる赤ちゃんもいないうちは、何しろ痛いのです。ところがイタタ、と思ううちにぴゅーと出ました。それはそれは、びっくりしました。
最初に出るようにしとくと後が楽だからねっ、と、とにかくぎゅーうっと絞られました。でも不思議、確かにそのあとは嘘のように楽に出るようになったのです。
もちろん出産後も、すぐに赤ちゃんは吸ってよく飲んでくれました。可愛かった。最初の子のときは、おっぱいを飲ませているうちに、母親になったんだあ、と実感が湧いてきた気がします。こればっかりは、お父さんには無理ですからね。
ただ、2人目は病気をしたりしてミルクと混合だったので、今も私は母乳でなきゃダメ、とは全く思いません。ただ、おっぱいを飲ませるという行為は、しあわせなものでしたね。母子ともに、恍惚となる時間です。眠りも、母乳の方が長く寝てくれたような気もします。
ただ、ママのほうはしょっちゅう胸がカチカチに張って辛かったですね。笑
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保育士さんとの意見の対立
仕事を持っていたので1歳になる前に保育園に預けることになりました。1歳になると人見知りがひどくなるので、園に預けるなら早い方が慣れるのも早くて親子両方にとっていいですよ、と園長先生には言われました。
確かに子どもはすぐに慣れていた気がします。でも、そうは言ってもママとしては涙涙で毎朝お別れしていましたけどね。
ひと月ほどして慣れてきた頃、保育士さんとのやり取りでとても気が滅入ることが出来てしまいました。うちの子が哺乳瓶でミルクを飲まないというのです。なので母乳をやめて家でもミルクだけにして哺乳瓶に慣らしてほしい、とのことでした。
これには正直言って、腹が立ちました。
保育園に入れるにあたり、家でも哺乳瓶でミルクを飲む練習はしていました。でも当然、赤ちゃんはおっぱいを知っているので、嫌がるんです。それでも何とか慣れて少しは飲むようになってきていたのですがまだまだ勢いはない感じでしたが。
そんな時に言われた保育士さんからの言葉で、本当に滅入りました。母乳をやめてまでミルクを飲むべき?と。
悩んで小児科の栄養士さんに相談すると、体重も十分あるから、保育園でミルクを飲まなくても家で母乳をしっかり飲んでいれば心配ないですよ、と言われました。そのことを保育士さんに伝えたのですが、納得してもらえず。「可哀想なのはお子さんですよ」なんてことまで言われてウンザリしたのを覚えています。
かしこい我が子に関心しました。
下の子が出来てから一歳少しほどで卒乳することになりました。いろいろな記事で卒乳は大変と読んでいたので、簡単ではないだろうなあと覚悟をしていました。ところが案外あっさりとしたもので拍子抜けでしたね。
あるとき、布団に入って、いつものようにおっぱいを飲ませ、しばらくして、もうおっぱいバイバイしようか?と聞いてみました。キョトンとした顔をしていましたが、バイバーイと手を振って胸を隠すと、あれっという顔で吸いつこうとしてきたのですが、バイバイだよもうバイバイね、と頭を撫でながら言うと一瞬悲しそうな顔になり、その後黙ってそのまま寝てしまいました。それがママのおっぱいの最後。
全く手こずらされず、なんて物分かりの良い子なんだろう何か我慢しすぎてない?と心配になるほど。こうやって卒乳に関してはあっさり無事クリア出来ました。
後日談ですが、最初に話に出た保育士さんと数年後、街中でばったり会ってしまい驚きました。当時は独身だったのが、そのときは結婚されて赤ちゃん連れ。昔の確執も忘れて立ち話になりました。
すると、昔は仕事でキリキリしてて余裕がなくて、、今は色々なことがわかるようになりました、と話してくれました。お互いにいっぱいいっぱいでしたよね〜と、笑って別れることが出来てスッキリ。今となれば、全てが懐かしい思い出です。
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